金魚飼育の情報サイト「金魚の自遊空間」
3. フィルター
金魚を長生きさせるには、水質と酸素供給(エアレーション)が大変重要なポイントとなります。
水槽にフィルターを設置することで、水槽の水を浄化し、安定した酸素供給を行うことができます。
各社メーカーから、様々な種類のフィルターが売られていますが、どの種類にも一長一短がありますので、
飼育状況や自分の好みに合ったフィルターを選ぶことが大切です。
投げ込み式フィルター
<特徴>
プラスチックの容器にスポンジ等のろ材が入った装置で、水槽に直接入れて、
エアーポンプの力で水をろ過します。
浄化能力はろ材により左右されますが、あまり強力ではありません。
ただ、エアレーション効果は高く、安価で設置も簡単です。
初心者向けの水槽セットに付属していることが多いですが、熟練した方にも愛用されているようです。
小さい水槽や、他のフィルターの補助に向いています。
<メンテナンス>
だいたい2、3週間、早くで1週間くらいで、ろ材が黒く汚れてきます。
汚れがひどくなったら、容器からろ材を取り出して歯ブラシや水洗いで掃除します。
この時、水道水ではなく水槽の飼育水ですすぐ方が良いでしょう。
ろ材に付着したバクテリアを残すためです。

※バクテリアはろ材や底砂に自然発生し、水槽の汚れを分解する働きがあります。いわゆる生物ろ過です。

容器も(こちらは水道水で)水洗いして汚れを取ります。ろ材がボロボロになっていたり、
汚れが取れない場合は交換します。
ちなみにエアーポンプも1年程度で劣化してきますので、空気の出が悪くなったら交換しましょう。

40〜45cm水槽向け(495円 寿工芸)

小型水槽向け、5点セット
(730円 GEX)

高さを抑えた高性能フィルター
(1,080円 水作)

コーナー設置型、
45〜60cm水槽向け
(1,283円 水作)


スポンジフィルター
<特徴>
スポンジ付いた先端を水槽内に沈め、そこから水を吸い込むことでろ過します。
ろ過された水は、管を通って、水面に放出されます。
仕組みは簡単ですが、スポンジによるろ過と、バクテリアによる生物ろ過の両方が期待できるので、
見た目以上に浄化能力があります。
ただ、大型の水槽には役不足かもしれません。30〜60cm程度の水槽なら、これだけで十分水質は保てます。
また、エアーポンプを使っていますので、エアレーション効果もあります。
メンテナンスも簡単で、管理人おすすめのフィルターです。
<メンテナンス>
1〜2週間に1回程度、水槽の飼育水でスポンジを洗います。汚れがひどければ飼育水でもみ洗いします。
このフィルターはバクテリアによる生物ろ過の効果も高いので、水道水で洗うのは厳禁です。
水換えの時に、ついでに洗うのが良いと思います。
スポンジが劣化し、水槽の汚れが取れなくなってきたら、新しいスポンジに交換しましょう。

60cmより小さい水槽用
(870円 テトラ)

小型水槽用でポンプがセット。
(980円 テトラ)

高性能な大型フィルター
(1,990円 LSS)

バイオスポンジフィルターのセット
(2,480円 アクアシステム)


底面フィルター
<特徴>
水槽の底に設置し、上にマットや砂利を敷いて使用します。そして、エアーポンプなどで水を底から吸いあげ、
ろ過します。 底砂自体がろ過材となりますので、浄化能力は抜群です。バクテリアによる生物ろ過も期待できます。
しかも、値段も比較的安いので、コストパフォーマンスに優れています。
初心者にもおすすめしたいフィルターです。
ちなみに上部フィルターや外部フィルターと連結可能ですが、無理に連結する必要はないと思います。
<メンテナンス>
きちんと設置すれば、フィルター自体の掃除は長期間しなくても大丈夫です。
ただ、排泄物が底砂に溜まりやすいので、プロポースやクリーナーなどで
定期的に底砂を掃除しましょう。
水換えをする時に同時に行えば、あまり手間には感じないと思います。                 フィルター自体の掃除は状況にもよりますが、1年〜数年放置しても大丈夫だと思います。
※過密飼育をしていたり、フィルターに砂が詰まる等で、数ヶ月しかもたない場合もあります。
底面フィルターの使用例はこちら!!

底面フィルター(963円 GEX)
60cm水槽向け

水中フィルターがセット
(1,780円 GEX)
60cm水槽向け

上部フィルターがセット
(3,650円 ニッソー)
60cm水槽向け

水草の育成に最適な
オーバーフローフィルター
(6,384円 エーハイム)
75cm水槽向け

更新日:2011/9/19

上部フィルター
<特徴>
フィルターの中でも比較的よく使われるタイプです。水槽の上に設置し、ポンプでくみ上げた水をろ材に通した後、
水槽に戻します。ろ材を選べるので、水槽の環境に合わせたろ材選びができます。
また、掃除もマットを定期的に洗浄するか交換すれば良いので、あまりメンテナンスに苦労しません。
ただし、欠点もあります。水槽上部をフィルターで覆ってしまい、光が妨げられるので、
水草の生育にはよくありません。また、水の落ちる音がうるさかったり、
水流が金魚にはきつすぎる場合もあります。

ろ材がカートリッジで交換が容易
(1,650円 水作)
30〜40cm水槽向け

ろ材付き60cm水槽用
(1,899円 ニッソー)

ろ過能力の高いフィルターで
付属品も多い
(2,352円 GEX)
60cm水槽向け

左の商品と同じ種類で
90cm水槽用
(6,500円 GEX)

更新日:2011/9/19

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